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  1. RPA制作日記④
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2021.08.11

RPA制作日記④

RPA制作日記④

前回に引き続き3工程の②弥生会計から取り出したExcel試算表をExcelの青色決算書テンプレートに転記する
工程になります。

ちなみに3工程は下記のとおりです。 
①弥生会計から試算表をExcelの形式で取り出す。
②弥生会計から取り出したExcel試算表をExcelの青色決算書テンプレートに転記する。
③テンプレートではじき出した数値をTKC申告ソフトへ転記する

RPA制作日記③でえっちらおっちらなんとか①弥生会計から試算表をExcelの形式で取り出す。
を作り終えたわけですが、取り出したExcelを青色決算書テンプレートに書き写さねばなりません。

そもそも青色決算書テンプレートも作らなければいけないのでExcelで関数を駆使し
苦労しながら作りました。
苦労して作ったもののいざDesignStudio(以下「DS」)読み込もうとするとこれが読み込めません。
「対応してないぞ!」と忠告画面が出ます。

これについてはナレッジベースで調べても理由がわかりませんでした。
関数自体もDSで対応しているものしか使用していませんし(そもそもそんなコアな関数知らないですし)、
マクロも使っていない(根本的な問題でスキル的に使えない)。
これにはお手上げでパートナー企業さんに助けを求めました。

原因はVLOOKUP関数でした。
VLOOKUP関数の構文はご存知「=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)」です。
Excelってこれが完璧に入っていなくても関数として読み込んでくれます。
ところがどっこいDSは完ぺきな構文でないと読み込まないわけです。
私はExcelでは
「=VLOOKUP(検索地,範囲,列番号)」で使用していたわけです。
使えちゃうから……検索の型までしっかりと入れないとDSでは「使えない関数使ってるよ!!」と
いわれちゃうわけです。
私ほとんどのVLOOKUP関数を省略して作成をしていたため、半泣きで直しました。
いくつあるんだ……!!

さて半泣きで直したテンプレートですが、こんどは弥生会計から抽出したExcelの値を転記しなければなりません。
最初DSで数値を移していこうとしたんだですが、案の定問題が出てきました。
まず、重い。メモリ消費量がとてつもない。
このテンプレート、関数を多用しているのでデータ量が予想以上に増大していました。
メモリ消費量が多すぎてフリーズして再起動…なんてことが多発しました。
多発しすぎてこれは開発どころじゃない!くらいの頻度で再起動します。
これはやり方を変えるしかありません。
DSでの作業からDAでの作業に変更です。

抽出したExcelをコピーしてテンプレートに丸ごとペーストという作業です。

はーーーっ!これ無駄な作業してますーーー!!今見るとわかりますーーー!

でも当時は、「すべてRPAで!やらねば!」と謎の使命感に駆られていました。


のちのちこの作業は解消されるので無駄な作業にムズムズしている方もいるかと思いますが
温かい目でもう少しお付き合いください。


DAでコピーしてペーストして、なんとかテンプレートに収めました。
問題なく反映されています。
第3工程でDSを使って読み取るのでVLOOKUP関数問題も無駄ではありませんでした。

無事テンプレートに反映されたところでふと気が付きます。

弥生会計は既存のExcelに書き出すことができる機能があります。

そもそも直接既存のExcelを読み込んでそのまま読み込むように式を組んでしまえばいいのでは?
ちょっと(だいぶ)考えつくのが遅かったので無駄な時間を費やしましたが、
BizRobo!の使用方法はずいぶん学べました。失敗は成功のもと。(だと思うしかあるまい…)


弥生会計でテンプレートに書き出すことにした私ですが、
後から書き出したシートに対してテンプレートにもともと入っている式が反映されません。
(落ち着いて考えればわかったことですが)
複数のシートからとっていた式のシート名がすべてエラー表示になってしまったため悲しいかな再修正です。


再修正です。


ここまでくるとExcel修正してる時間の方が長いんじゃないか?と思わないでもないですが、
当時の私ではBizRobo!修正するよりExcel修正した方が早いので仕方がありません。

当時はそう考えていましたが、今思うとExcelで式を組むメリットは大きいです。

一番は開発者がいなくても(いなくなっても)修正が可能になることです。
勘定科目の割り振り等の修正はいつ何時発生するかわかりません。
人によって弥生会計の勘定科目の表記ゆれもあります。
開発者(今回であれば私)がすべての表記ゆれを把握しているわけではないので
この表記ゆれを開発者しか修正できないのは実に不便です。

開発者を確保をするのは難しいですがExcelを触れる人は多くいます。

開発者が十分に確保できる場合は問題ありませんが、実際問題それは難しいところがほとんどではないでしょうか。
あえて極力BizRobo!を通さない。
というのも一人開発者にとっては運用面で言うとかなり有効な手立てです。

話が脱線しました。


エラー表示を書き直し、反映できるシートができました。
直接反映ができなかったのでシート名だけ仮入力して
取り込んでから置換で置き換えるという方法をとっています。
わざわざ置換選択して置換する文字入力してとやっていたわけですが

マクロほとんど使えないのですが、記録するくらいならできるわけです。
マクロの方がはやいな?とここでやっと現在の方法までたどりつきました。
長かった。マクロだと秒です。むしろ秒もかかりません。


①弥生からExcelの青色決算書テンプレートに読み込む
②マクロで式を反映させる。

これで第1工程と第2工程が終わりました。
むしろ合体し1つの工程がなくなりました。

長文になりましたがここで一区切り。
次回に続く!!(どれだけ続くんだ!(´;ω;`)!)

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